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インターネットをベースに、パソコンで使用するソフトの大部分を無料で供給しつつ、いつのまにかユーザーの基本作業に食い込んできたグーグル。今度は、何十億人もが使う携帯電話の基本ソフトに進出するという。その名は「アンドロイド」。明年下半期にも、アンドロイドを搭載した携帯電話が発売されるそうだ。アサヒコムが、携帯用OSについてテレビ会議システムを通じて説明する米国本社携帯プラットホーム責任者のアンディ・ルービンさんとの一問一答を掲載している。重要点をメモっておく。

マイクロソフトに対抗すると言いつつも、同じ次元で競争するのではなく、異なる発想の下で知らぬ間に競争相手を従えているというスキームを目指すようだ。オープンソースの世界って、本当に奥が深い。ただし、これに頓挫すると、グーグルの快進撃にストップがかかるだろうから、競争相手も虎視眈々と攻撃を仕掛けてくるんだろう。合従連衡、弱肉強食、緊張感に満ちた大競争時代に我々は生きている。

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 グーグルは2007年11月6日未明(日本時間)、携帯電話向けのOSやアプリケーション、ミドルウエアなどを統合したプラットホーム「アンドロイド」の提供を発表した。開発はオープンに行われ、NTTドコモやKDDIなどの携帯電話会社、モトローラなど携帯端末メーカーなど世界中の34社と提携する。08年下半期にも、アンドロイドを搭載した携帯電話が発売されるという。

 ――今回のプラットホームの長所は。

 インターネットで日々生まれる新しい機能、アプリケーションが、携帯電話でも使えるようになること。インターネットと携帯電話をつなぐ架け橋になる。

 ――このプラットホームで、何ができるようになるのかを具体例に。

 これでなければできないことは、マッシュアップ(さまざまなサービスを組み合わせて、新しいサービスを作る)だ。例えば、Eメールに写真をつけて送りたいというとき。Eメールプログラムは、携帯電話のメモリーの中の写真も、写真共有サイトに掲載された写真も同じように選べるようになる。

 ――なぜグーグルが取り組むのか。

 グーグルのミッションとして、世界の情報を組織化し、普遍的にアクセスすることができるようにするということがある。30億人もの携帯電話ユーザーのうち、インターネットに自由にアクセスできるのはごくわずか。それを変えていきたい。

 ――グーグルはこのプラットホームでどう収益を得るのか。

 今回の狙いは、インターネットにアクセスできる環境を多くの顧客に提供すること。今は家や職場でアクセスできるが、それを地下鉄やレストラン、スポーツの大会などに参加しているときにも、グーグルにアクセスできるようにしたい。PC用のウェブブラウザーは、強力になっている。それが携帯電話にももたらされ、インターネットのコンテンツに完全にアクセスできるようになる。それは、グーグルのビジネスの核である、広告事業、検索事業につながっていく。

 ――「アンドロイド」が手がける範囲は。

 最初のターゲットは携帯電話端末だ。その後、家電にも広げていく。たとえば、携帯音楽プレーヤー、ナビゲーション、HDDレコーダーなど。これらがオープンになると、さまざまなチャンスが広がる。

【中略】

 ――今後の開発のスケジュールは。

 1週間以内に、開発キット(SDK)を公開する。同時に、マック、ウィンドウズなどで動くエミュレーターを提供する。端末についても、追って提供できるようにしたい。

 ――PCのOSにおけるマイクロソフトのような独占的な手法にはならないのか。

 大事なことは、我々はコミュニティーを作ろうとしているということ。さまざまな企業が集まって一緒にやる、一社でやるのではないということが大事だ。例えば、これまでは端末会社が、端末に合わせたソフトを、ソフト開発会社に作らせるという形だった。ソフト開発会社は、それを別の会社には提供できない。しかし、オープンなプラットホームであれば、さまざまな企業に提供できる。

 9年前に創業したとき、PCでオープンな形でプログラムを開発した。いま、携帯が同じ状況に追いついてきた。PCでできるいろいろなことを携帯でもできるよう、ギャップをつないでいくことが大事だ。

 ――マイクロソフトのOSの対抗軸になるということか。

 そうだ。
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