2007年11月23日、人生を土俵にささげた名物力士が、万感の“千秋楽”を迎えた。その主は、大相撲の戦後最年長力士で琉球大出身の序二段、一ノ矢(46)=本名松田哲博、鹿児島県出身、高砂部屋。現在、福岡国際センターで行われている九州場所13日目に、体力の限界で引退を表明したもの。国立大出身力士第1号でもある貴重な人材だ。
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一ノ矢はこの日、20歳の力士に敗れて4勝3敗。
「力士として土俵に上がることが夢だったから、幸せです。力士になって良かった」と目を潤ませて話した。
引退後は高砂部屋のマネジャーとなり、40歳の女性と結婚。来年2月に東京都内のホテルで断髪式と披露宴を同時に行うそうだ。
【一ノ矢の略歴】
鹿児島県徳之島町生まれ。少年時代から相撲が大好きで、1983年九州場所で初土俵を踏んだ。25年目に入った今場所で通算1000番を超えた。最高位は16年前の東三段目6枚目だった。
国立大出身力士第1号の一ノ矢は、「相撲の探求」をテーマに、しこの踏み方や体の使い方を研究してきた。
「やればやるほど相撲の奥深さを知り、やめられなくなった。相撲を究めることはできなかったが、何も思い残すことはないよ。でももう少し、強くなりたかったけどね」と話した。
☆ 貴重な人材だ。引退後も相撲界と関係のある領域で仕事を続行してほしい。

