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2008年02月18日、札幌地裁での出来事。この日、北海道苫小牧市の食肉加工会社ミートホープ(自己破産手続き中)による偽装牛ミンチ事件で、不正競争防止法違反(虚偽表示)と詐欺の罪に問われた社長の田中稔被告(69)の公判が、開かれた。

起訴事実を認めている田中社長は将来、経験を生かして食の不正を摘発する「食品Gメン」のような仕事をしたいと発言。調べに対し、「自分は最後の職人と呼ばれていた」と話していたことも供述調書で明らかになり、裁判長や検察官から「罪の重さがわかっているのか」とただされる場面が続いた。

☆ 蛇の道はヘビ、ということばから連想したのだろうか? 江戸時代初期は、泥棒を岡っ引きに起用したらしいが、そういう姿を描いているのか? 確かに技術的には成立しそうな話だが、健全な倫理観を持ち合わせない人が「食の安全」を制御できるとはとうてい思えない。この人の発言は、当初から、「俺がどれだけ悪いんだ? 誰か教えてくれよ」みたいな雰囲気を感じさせている。どこかできっちり断罪しないと、また肉食業界に影響力を持つ立場で復帰してくる可能性もあるんだろう。
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田中社長発言録

○ 弁護士による被告人質問に対して、

「スーパーを回れば、私なら『この商品はおかしい』とわかる。(逮捕以前に)実際に不審な肉を見つけ、スーパーの担当者に注意したら、私の顔を見て複雑な表情をしていたが……」。

○ 検察官の「『食品Gメン』のようなことか」という質問に対して、

「そうです。全国を回って不正を捜している人がいる。やった方がいいと勧めてくれる人もいる」。

 嶋原文雄裁判長は調書に「最後の職人」とあることをとらえ、「魂、信念を持つ人を職人という。そんな自負があるなら、なぜ不正を働いたのか」と質問。田中社長は「どうすればおいしく利用できるかしか考えないようになっていた」と答えた。

☆ 裁判長も頑張っている。「事件の本当の被害者はだれか」とただし、田中社長がしばらく置いて「消費者ですか?」とつぶやく。それに対して、裁判長は、

「そうです。消費者のことがあなたの口からは出てこない。よく考えてください」と戒めた。

ミートホープ - Wikipedia
また、ミートホープ創業者である社長の田中稔は2006年4月に、「挽肉の赤身と脂肪の混ざり具合を均一にする製造器」を開発したとして文部科学大臣表彰創意工夫功労賞を受賞した。だが、翌月には製造したチャーシューに対し法で指定した添加物の基準値を ...


ミートホープ社事件は違法のデパート? - [よくわかる法律・裁判]All ...
最近紙面をにぎわせているミートホープ社の事件。牛肉と偽って豚肉を混入させていただけにとどまらず、雨水で肉を解凍したり、腐った肉を入れていた、などという報道まで出てきました。
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